前回は安心安全な矯正歯科治療をお受けになっていただくための治療契約の大切さに触れました。
契約書類として記録を残すことは常識になっていますので、必ず書面にて説明をお受けになってください。
今回は治療契約書の基本情報の項目を解説いたします。
１）氏名、日時、担当医名および医院責任者名
重要なことは、担当医と実際の管理者である院長が違う場合は必ず両者と
治療契約の確認を行うことです。特に非常勤の矯正歯科担当者の場合は退職されたりすると、治療上の責任があやふやになってトラブルになるケースがあります。
２）主訴
なるべく気になるところはすべてお話しされた方が、治療計画立案の参考になります。
３）診断
基本的な臨床検査として
�仝�腔内検査
��顎機能と咬合機能の検査
�３椶離廛蹈檗璽轡腑鷂〆此�
�ざ攀’修慮〆�
また、診断資料の分析として
�〔老進�析
��頭部X線規格写真（セファログラム）の分析
などを実施した上で診断を行うことが不可欠です。
４)治療目標について
矯正歯科治療では基本的な治療目標
�〇�列を整える（叢生の改善、空隙の閉鎖など）
��咬み合わせを改善する（すべての歯が咬み合うように�亀藉愀犬覆匹粒領�）
��歯槽骨に対する歯（歯根）の位置づけ。（大臼歯部分は歯槽骨からはみ出ないこと。前歯においては顎・歯槽骨に対する歯根の角度について、矯正診断学に基づく角度範囲に位置付けることで、機能的にも口元の審美的にも調和がとれる）
以上の3点については本来の「矯正歯科治療の意義」である、お口の健康を守り維持しやすくするという観点からも必ず目指すべき目標です。
この3点を含めた治療目標を明記して説明をお受けになってください。
以下、次回に続きます。
�ゼＮ天弉茲砲弔い�
�α枋蠎Ｎ鉄�間について
��保定期間（安定を図る観察期間）について
��転医時の治療継続や治療費精算について
��治療のリスクや偶発症について
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