金銭問題の次に多い問題は技術力に対する問題です。治らない、いつ終わるのかわからないなど様々な相談を受けます。 現在、矯正歯科治療は歯科医師ならどなたでも行うことができますが、矯正歯科治療は専門性が高く、特異な知識、技術、経験が必要です。本来、このような判断指標として認定専門医制があるわけですが、今まで矯正歯科の分野では日本矯正歯科学会など複数の団体が個別に制度を作っていたため、厚労省では広告に出せる認定専門医制と認められていませんでした。
しかしやっと統一された専門医制度が発足することになりました。厚労省の指導の下、各矯正歯科団体が協力し日本矯正歯科専門医機構を設立しました。新型コロナの影響で最初の認定試験が延期されていましたが、再開されることになりました。 まだ第1回目ですが、合格者は来年に発表されると思います。まだ対象者は少ないですが、徐々に増えてきますので覚えておくとよいと思います。
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