以前にも、日本臨床矯正医会千葉支部主催の市民セミナーに触れましたが、今年も8月6日千葉市文化センターにて市民セミナーを行いました。定員満席の約500名の参加がありました。 テーマは「大丈夫ですか?子供の成長と歯並び」で、大ホールでは小さい頃からの歯列不正の予防や早期の矯正歯科治療について、お話や講演をしました。 講演の内容は歯列不正の原因と早期治療についてでした。 『今の状態を永久歯列に移行させないためには原因の把握や、その対処をすることが重要。 顎骨の成長量や方向性、歯列の形態や噛み合わせは、お口の周りの筋肉(舌、頬、唇など)のバランスや顎の運動、いろいろな日常の習慣などが密接に影響していることが多い。 特に指しゃぶり、つめ噛み、頬杖、悪い姿勢、口呼吸などはなるべく早期に改善しておく方がよい。 またよく噛むことやむし歯にしないなどよい習慣を身につけることも大切。 咬み合わせが成長量や方向性に悪影響のある場合や永久歯の萌出スペースが足りない場合は、歯の位置、歯列やあごの成長などに対し早期的な治療(一次治療)を行なう場合がある。 永久歯列に比べると容易に改善がはかられることも多くあるため、早めに矯正専門医を訪れて具体的な説明を受けることを奨める。』 このようなお話でした。
また、矯正歯科治療の内容や装置、期間、費用などについても具体的な説明があり、皆さん興味心身に聞き入っていました。フロアーでは矯正に関するいろいろな展示やブースがあって、体験的視覚的に楽しめるようにもなっていました。 最後に矯正歯科相談も行なっていて、お悩みのある矯正患者さんやこれから矯正治療を考えたい方の不安など、ご相談をさせていただきました。
日本臨床矯正歯科医会(矯正医会)千葉支部では、毎年一度千葉県下にて市民向け矯正歯科セミナーを行っております。
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