矯正歯科治療の目的を一時的な美容ではなく、お口の健康ひいては体全体の健康を考えたうえでの機能美と思って頂けると幸いです。 虫歯や歯ぐきの病気予防だけでなく、お口の周りの筋肉のバランスや姿勢や生活習慣の中でもいろいろと改善を図ることもあります。 矯正歯科治療は長期間と敬遠されることがありますが、逆にこの期間が習慣化されるために都合の良い長さなのです。 もちろん、治療を行う矯正医側も見かけの美だけを追求することなく、矯正装置をつけることで起きるリスク(汚れがつきやすいこと、人工力が及ぼす歯の周りの組織への影響、顎の機能など)にも配慮して、健康的な口腔内の状態を保つ努力をする必要があります。 お肌、プロポ−ション、髪の毛、爪などの美容は、やり直しができるかもしれませんが、矯正歯科治療はやり直すことは難しいものですし、永久歯は萌え変わってくれません。だから矯正歯科治療は慎重に進めていくものなのです。
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