医院選びに対しての質問メールがありましたのでご紹介します。
『こんにちは。
初めてメールします。
矯正を考えて、いくつかカウンセリングに行きました。
今は、どこの医院で治療を受けるべきか悩んでます。
医院選びについては、A医院とB医院の2つのタイプの医院があり、選択に悩みます。
A・育成医療指定機関で、ベテランの先生がいる医院
質問しづらい雰囲気の先生、診察台もリクライニングせず、水道まで歩く。
B・開業したての若い先生。育成医療指定機関ではないが、認定医。
こちらのB医院の方が家から近く、質問もしやすく、設備がよい。
なお、舌のトレーニングについて、B医院は基本的に全患者にしており、A医院では必要があればするとのことです。トレーニングを全患者にしてくれる医院が良いのでしょうか。
多少質問しづらくても、ベテランのA医院の先生と、設備と態度は申し分ないが、若いB医院の先生と悩んでいます。
是非、診療にあたっている先生のご見解やアドバイスをいただきたいです。
ご回答を次のようにさし上げました。
はじめまして、アーク矯正歯科院長の佐藤です。
すでに医院や矯正医の比較をされている時点で、かなり矯正歯科治療の知識をお持ちの方だと感心しております。
どちらがいいとは一概に言えないことですので、一般論として聞いて頂ければと思います。
�ゝ蚕囘�な指標としては日本矯正歯科学会の認定医と上位の専門医認定などが一般的です。育成医療指定には直接技術力の評価は入っていません。
�∪紊離肇譟璽縫鵐阿呂泙辰燭�行なわないのは問題ですが、舌癖がある人や前歯をたくさん引っ込めた人などに適応されることが一般的です。
�３里�に臨床経験は重要ですが、どのような経験をしてきているかで評価は分かれます。
�ぜ遡笋鬚靴笋垢い里和臉擇覆海箸任后�これからの長い期間を通じて治療上でもコミュニケーションを取っていかなくてはいけません。ただ愛想がいいだけでも困りますけど。
将来のお口の健康や幸せを得ていただくのが矯正歯科治療の目標ですから、この観点に立った治療計画や矯正治療を考えてもらえる矯正医であることが望ましいと思います。この点から虫歯や歯茎の病気の予防策なども重要な要素ですから、ぜひ評価の対象に入れて頂くとよいと思います。
抜歯の選択や治療計画などは矯正医の考え方によってある程度の違いがありますが、この違いやメリットデメリットなどは我々矯正医に説明責任があると思います。また患者さんの意見を聞いて、お話し合いをして決められる部分もあります。ご自身の要望や希望というのはあって当然ですから、積極的に伝えたほうがよいと思います。この様なことでディスカッションすると、矯正医の考え方が分かってくる思います。
ご参考になれば幸いです。
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