ホームページなどで比較をすると、早期治療の費用の設定は各医院でかなりの幅があることにお気付きになると思います。 これはそれぞれの医院における、早期治療の位置づけや目的などの違いが影響していると思います。
もともと早期治療は、永久歯列で行う全体矯正治療の準備という概念で、一次治療に位置するものです。費用も全体矯正を基準にしている場合が多く、単純に2分の1や3分の1の設定などのように、二次治療の全体矯正に入る前提で考えていました。 このように全体矯正を視野に入れて考えるほうが、永久歯列での最終目標に対し理想的で無駄のない治療が行いやすいのは事実と思います。
しかし治療費が高額になると、断念せざるおえない方が多くなるのも事実です。 そのため、特に将来的な問題を引き起こしやすいと考えられる不正を改善するだけの最小限の治療に絞り、治療費を抑えることも考えられています。
いずれにしても、将来の永久歯列まで予想された診断と治療計画に基づいた上で、早期治療を考えることが重要です。そうでないとあまり意味のない歯の移動やあごの拡大になる恐れもありますから、診断結果を基によく話し合われることをお勧めいたします。
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